過労自殺で神鋼子会社に賠償命令
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神戸製鉄の子会社「神鋼検査サービス」の男性社員(当時52歳)が自殺したのは、過労によるうつ病が原因として、男性の妻が同社を相手取り1億1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が神戸地方裁判所であり、約3050万円の支払いを命じていたことが13日に分かりました。
判決は12日付です。
判決によると、男性は平成14年に神戸製鋼から非破壊検査を行う神鋼検査サービスに出向。
18年1月、「仕事で悩み、疲れました」などと書いた遺書を残し、岡山県内のホテルで自殺しました。
男性の残業時間は、17年4月から18年1月までの間、月87~146時間あり、当時同社は検査員の確保ができず注文を断るケースがあり、検査員を確保する責任者だった男性に多大な心理的負荷があったとして、かろうによるうつ病が認定されました。
同社は「労働時間短縮や上司が適切な助言を行うなどの安全配慮義務を怠った」と結論付けました。
同社は、「判決文を入手しておらずコメントを差し控える」としています。
産経新聞 平成25年6月14日配信