営業秘密管理指針
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4月9日に経済産業省から「営業秘密管理指針」の改訂版が公表されています。
営業秘密保護は、平成2年の不正競争防止法改正によって位置づけられました。
その後、平成14年に知的財産戦略大綱を策定し、平成15年1月に「営業秘密管理指針」を策定・公表。
平成17年10月に改訂の後、今回が2回目の改訂となります。
歴史的背景は、いいとして、企業においては、その就業規則で、
営業(企業)秘密防止規定を定めていると思います。
しかし、「営業秘密」と認められるためには、
不正競争防止法で定める3つの要件すべてに該当する必要があります。
その要件とは、
秘密管理性(秘密として管理されていること)
有用性(有益な情報であること)
非公知性(公然と知られていないこと)
となります。
そこで、
何が営業秘密に該当するのか、
誰に(どの従業員に)義務を課すのかなどを規定する必要があります。
また、新たに採用した従業員が、前の職場で秘密保持や競業避止義務を負っている場合、
思わぬトラブルに巻き込まれるる可能性もあります。
このようなトラブルに遭遇しないよう策定したものが、この「営業秘密管理指針」です。
内容は、
不正競争防止法上の営業秘密の保護
営業秘密を保護するための管理の在り方のほか、
営業秘密管理チェックシート
就業規則等の規程例
営業秘密を適切に管理するためのガイドライン
などがあり、参考になると思います。
経済産業省のサイトからダウンロードもできますし、希望者には小冊子で郵送してくれます。
私は、郵送で入手したのですが、申し込みから到着案では1週間程度で送料は無料でした。
興味の有る方は、以下で確認してください。
よろしければお立ち寄りください。